好きな男性アナ1位は「藤井貴彦」 日テレの引き留め工作が思わぬ効果か
「世界一受けたい授業」のMCに
「その後も、“藤井アナの10000日の歩み”を紹介する中、羽鳥アナとの2ショット(顔はボカした)の動画を出し、思い出話に。コメンテーターの高橋真麻が『今、羽鳥さんの話をこの時間帯にしていることが凄すぎる……』と絶句していました。これだけならまだしも、藤井アナは音楽番組『MUSIC BLOOD』の代打MCでも羽鳥アナを出してきた」
8月20日の同番組は、コロナに感染した田中圭の代打だった。ゲストの“ちゃんみな”が影響を受けたアーティストとして、BIGBANGのリーダーG・DRAGONを挙げると、もう一人のMC千葉雄大が藤井アナに振った。
千葉:どうですか? 藤井さんにとってのG・DROGONのような存在って。
藤井:何でもできちゃって、人々をリードするような感じ……同期の羽鳥慎一アナウンサー。G・DORAGON・羽鳥!
「彼にはネタのようですが、これを気にしているのが日テレ上層部です。日テレではかつて、局アナが大量にフリー転身する事態が起きました。上層部は、羽鳥アナの引き留めに失敗したことを今でも悔やんでいるのです。羽鳥アナはフリーになった今でも日テレの番組を多数持っていますから、年間に1億円以上のギャラを支払っていることにもなるんです。今年の『24時間テレビ』だって、局アナのままだったら、給料だけで済んでいたはずですからね。ですから、藤井アナにはそうなって欲しくないんです」
そうはいっても藤井アナは引く手あまただ。女子アナNo.1の水卜麻美アナの引き留め策については、デイリー新潮「水卜麻美アナ、『ZIP!』総合司会抜擢は単なる出世ではないという深い意味」(1月21日配信)で報じたが――。
「藤井アナにも何か考えなければならない、と日テレ上層部は考えていたんです。そこで全会一致で決定したのが『世界一受けたい授業』の代打MCです。コロナに感染した上田晋也の代わりです。上層部としては朝の看板番組、音楽番組、そして土曜ゴールデンの人気番組も任せることで、これほど頼りにしているということをわかってもらいたいのです」
かくして藤井アナは、8月28日の『世界一受けたい授業』に“教頭代理”として登場した。
「この番組での藤井アナは、羽鳥ネタを出すこともなく“生真面目さ”を前面に押し出して、進行に徹していました。視聴者には逆にそれがウケていたようです。“俺が俺が”と前に出ることもなく、校長の堺正章さんやゲストの所ジョージさんを立てて霞ませることもありませんでした。彼はバラエティ番組の進行役もそつなくこなせることを証明してみせたわけです」
かくして藤井アナは報道からバラエティまで、何でもできることが証明された。おかげで「好きな男性アナウンサーランキング」1位となり、名実ともに日本一のアナウンサーである。日テレ上層部の悩みは深まるばかり……。
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