邪馬台国はどこにあったのか? 九州? 畿内? 「海の道」をたどると見えてきた、その場所とは

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 女王・卑弥呼のいた邪馬台国は、九州にあったのか、それとも畿内にあったのか? 長年論争が続くこの問題に、古事記研究で知られる三浦佑之氏(千葉大学名誉教授)は、その著書『「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく』(新潮選書)の中で、意外な角度から、ある可能性を指摘している――。

 邪馬台国は、どこにあったのか?

 長年続く、この論争の答えはまだ出ていない。「魏志倭人伝」(『三国志』魏書・東夷伝倭人条)に記されている道のりは、朝鮮半島から対馬、壱岐を経て、福岡平野あたりまではたどれる。...

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