東京V「永井秀樹」前監督のパワハラ認定 体調不良の選手を続出させたハラスメントの中身

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女性スタッフも被害者

 将来が期待されている若い選手も、4月下旬に行われた試合後のミーティングで永井監督の激しい吊し上げにあい、理由は明かされていないものの、1泊2日の入院をすることになる。件のミーティングの様子をチーム関係者が打ち明ける。

「『怠慢プレーをするなら決定機を3回は作れ』、『お前は(川崎フロンターレ所属の)家長じゃないんだ』と叱責されていましたね。若手の有望株ですが、頭ごなしに非難されれば落ち込むのは当然です」

 こうした永井氏の振る舞いをデイリー新潮が報じたおよそ1ヶ月後、日刊スポーツと時事通信が「ヴェルディの所属選手がリーグ事務局に永井監督のパワハラに関する意見書を提出した」旨を報じる。その後、9月1日に永井氏は辞任。辞任の直接的な原因は選手へのパワハラだったが、チームの女性スタッフも永井氏の被害者だった。

「遠征先の夕食会場で、20代の女性スタッフに『夏までにお前の体重を増やしてやる』と自らの手で大量のバターを塗りたくったパンを無理やり食べさせていました。他にもお椀に山盛りのご飯を食べさせる、なんてこともありましたね。しかも、女性スタッフが食べ終わるまで監視したりするんです」(チーム関係者)

 名門クラブ再建の道を歩めるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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