名物番組「プロ野球珍プレー好プレー」 近頃元気がないのはなぜなのか

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 12月12日、今年も「中居正広の珍プレー好プレー大賞」(フジテレビ)が放送された。日曜夜8時スタートという激戦区にあって、世帯視聴率8・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)、個人視聴率5・0%は立派なもの。その一方、スタッフは「昔より面白くない」という声に悩まされているという。

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 もちろん、面白かったという声もある。SNS上の声を拾ってみると、賛否両論、真っ二つだ。まずは肯定派から。

《珍プレー好プレー楽しかった。アンタッチャブルが揃ってるのいいね》

《元の映像で起きてることもおもしろいのに、アンタッチャブルがアテレコしてて伊達さんがワイプでコメントするなんておもしろすぎる》

《普段野球とか見ないけどプロ野球の珍プレー好プレーだけはおもしろくてみちゃう》

 一方、否定派は……。

《珍プレー好プレー、次回はみのもんたゲストだな アンタッチャブル好きだけど、珍プレー好プレーのナレーションはみのもんたなんだよな〜》

《プロ野球珍プレー好プレーみのさんじゃないとな~。いや、アンタッチャブルがダメって訳じゃないんだけどね~。》

《珍プレー好プレーのアンタッチャブルのナレーションは面白くない。》

 やはり「珍プレー好プレー」は、映像に合わせて声を付けるアテレコやナレーションがキモなのだろう。そして現在のナレーターであるアンタッチャブルを認めるか、そうでないかによって、賛否が分かれるようだ。民放プロデューサーは言う。

みのが作った番組

「『珍プレー好プレー』がスペシャル番組としてスタートしたのは1983年のこと。当時は、みのもんたさんのナレーションが人気でした。番組は2005年を最後にいったん終了しましたが、10年に中居くんを司会に復活しました。当初は日曜の昼などに放送されていましたが、その時からザキヤマこと山崎弘也はナレーターを務めており、15年からはゴールデンの特番に昇格。あのお調子者キャラがウケて、一時は“第2のみのもんた”とまで言われたのですが……」

 もっとも、かつての「珍プレー好プレー」と比較するのは酷だという。

「そもそも『珍プレー好プレー』は、『プロ野球ニュース』の1コーナーでした。文化放送を辞めてフリーになったばかりのみのさんが、80年に『プロ野球ニュース』の土日担当のキャスターとなり、彼がメジャーリーグの映像にナレーションを付けて放送したのがきっかけです。これがウケたので、日本版が作られた。83年から特番として独立したのです」

 みのはこの特番で名を挙げ、数多の番組の司会者となっていくのだ。

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