35年前、松田聖子が沙也加さんと共に退院した際、病院前に3000人、お宮参りには1000人のファンが集まった
12月18日に札幌市内のホテルで急死した女優の神田沙也加さん(享年35)を悼む声が相次いでいる。21日には密葬を終えた両親の松田聖子(59)と神田正輝(70)が揃って、わざわざ取材陣の前で会見を開いた。沙也加さんが生まれた35年前の報道を振り返っても、丁寧に取材に応じていた。
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【写真】長女の神田沙也加さんを出産し飯田橋にある逓信病院を退院する松田聖子と神田正輝
沙也加さんは1986年10月1日午前4時39分、東京逓信病院(千代田区)で生まれた。当時の記事には、体重は2630グラムだったとある。
不動の当代No.1アイドルの松田聖子と石原プロモーションの次代を担うと言われた神田正輝の第一子誕生だ。特に女性誌は出産前から、2人の様子を伝えた。以下はそのタイトルだ。
●ミセス聖子「まん丸お腹」でお買い物「臨月」の早産など不安防止法(女性セブン・9月25日号)
●妊娠9か月 独占 聖子所属プロ社長・相澤秀禎さんがお菓子を持ってお見舞いに。談笑60分の中身(週刊女性・9月30日号)
●ミセス聖子 陣痛促進剤で出産を決意!! 夫・正輝、パパになる喜びを大いに語る(女性自身・9月30日号)
これが出産後となるとドキュメンタリータッチが加わる。
●連載ドキュメント第1回 瞬間をキャッチ 聖子女児出産!(女性セブン・10月16日号)
●聖子感激女児出産!正輝が立ち会った感動の6時間全ドラマ カミさんの目に涙 ほんとうに美しかった(週刊女性・10月21日号)
●松田聖子 初めてあげた母乳の重み(週刊明星・10月23日号)
渡哲也も参加した出産会見
出産当日の午後3時には、ホテルニューオータニで神田が会見を開いた。夫婦の仲人を務めた渡哲也が出産の報告をし、神田がパパになった歓びを語った。
《――パパになったときの第一印象は?
「もう、メロメロですよ。両手で赤ん坊を抱いたら、なんにも言葉にならなくて……」
――赤ちゃんの名前は?
「それが……ぼくは、男の子が欲しかったし、男の子の名前しか考えていなかったので、女の子の名前は、これからふたりで考えます」
――どちら似?
「カミさんは、ぼくに似てるって言うけれど、ぼく似ではゴツイ、眉毛でしょ。目とか唇とか……カミさん似ですよ」
ドッと押し寄せた取材陣の矢つぎばやの質問をあびながら、正輝は、終始ニコニコ、うれしいやら照れるやら。
――聖子さんはどう育てたいと言っていますか?
「どうって……母乳で育てるって言ってますけど。退院してきたら、しばらくは家でゆっくりしてもらおうと思ってます」
――石原裕次郎さんにはもう報告はすませましたか?
「まだ直接に話をしていませんが“正輝は親バカになるだろうから、聖子ちゃんにしっかりしてもらわなければ”とおっしゃっていたそうです」》(女性自身・10月21日号)
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