NHKがカーリング北京五輪世界最終予選の放送を一時中止したナゾ 専門家は対応を疑問視

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 今月オランダで開催されていたカーリングの五輪最終予選。NHKが混合ダブルス4試合の中継を一旦は取りやめ、その後再開されることになった背景とは――。

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 楽しみにしていた人は、狐につままれた気分だったことだろう。問題が生じたのは、今月5日から18日までオランダで開催されていた、カーリングの北京五輪世界最終予選。NHKがBS1で7日までに予定されていた、混合ダブルス4試合の中継を、急遽取りやめたのである。

「“Easy Toys”というロゴ看板が掲げられるとの説明が、事前になかったようで、このロゴが、青少年に及ぼす影響に配慮するとか、品位と節度を心がけるといった、NHKの放送ガイドラインに抵触するという判断だと推察します」

 と話すのは、NHK解説委員だった、法政大学スポーツ健康学部の山本浩教授。“Easy Toys”とはオランダのアダルトグッズメーカーで、そのピンク色のロゴが競技用氷面やスコアボード付近など、会場のいたるところに大書されていた。

「NHKより先に問題視し、放送中止を決めたのは、米国の三大テレビ局のひとつで、五輪中継も行うNBCでした。一方、NHKですが、視聴者の年齢層が高く、厳しいリアクションなどを予想して判断したのでしょう。特にカーリングは、冬のスポーツのなかではフィギュアスケートと並び、選手の顔がテレビに映る競技。視聴者に選手への親近感が湧きやすく、その背後にロゴが映ると、反感を買いかねませんからね」(同)

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