元文科副大臣「山内俊夫」の転落 「朝鮮総連本部ビル」転売で大儲けも今度は業務上横領で逮捕
いわく付きの土地
18年、山内元参院議員がトップの一般社団法人「資源外交戦略研究所」と、格納庫の前所有者である金沢星の会社との間で売買契約が結ばれた。その際、土地を所有する国への支払いに充てる2億8000万円が資源外交戦略研究所に預けられたのだが、山内元参院議員はこの2億8000万円を私的に流用。そのうち香川県東かがわ市と京都市の土地への計1億円の着服が逮捕容疑となった。
とりわけ、山内元参院議員が“手付金”5000万円を払った京都市の土地はいわく付きだ。京都駅近くの「崇仁(すうじん)地区」と呼ばれる下京区材木町の一画で、かれこれ30年前、消費者金融の「武富士」が再開発に乗り出したものの、地上げを巡り死傷者が続出している。
武富士の経営破綻後は塩漬け状態のまま所有者が転々とし、現在は、北朝鮮系として知られる実業家が所有しているという。
朝鮮総連本部ビル、格納庫、材木町の土地。元文科副大臣の成れの果てが、北朝鮮絡みの物件ばかりを手掛ける「ブローカー」とは……。
「週刊新潮」2021年12月23日号「MONEY」欄の有料版では、山内元参院議員逮捕までの内幕を詳報する。
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