元文科副大臣「山内俊夫」の転落 「朝鮮総連本部ビル」転売で大儲けも今度は業務上横領で逮捕

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転売先を紹介

 文科副大臣も務めた山内俊夫元参院議員が警視庁に業務上横領の疑いで逮捕されたのは、2021年11月28日のこと。羽田空港の格納庫の売買を巡り、自身が実質的代表の「羽田空港格納庫合同会社」の資金1億円を不動産購入に私的流用したという。この逮捕劇には、どういうわけか、いわく付きの人物や土地が次から次へと登場する。

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 格納庫を所有する会社の経営者は、栃木県内の刑務所で服役中の伊集院実こと金沢星(キムテクソン)という在日韓国人だ。金は、便宜上韓国のパスポートを取得しただけで、実は北朝鮮出身と公言していたとか。現に、朝鮮総連系の「イオ信組」の融資などを元手に1億8000万円という破格の値段で格納庫を手に入れている。

 山内元参院議員の求めに応じてこの格納庫の買収資金28億円を用立てたのは、香川県高松市の「マルナカHD(ホールディングス)」だ。マルナカと言えば、整理回収機構から競売にかけられた朝鮮総連本部ビルを22億円で落札し、山形県酒田市の倉庫会社「グリーンフォーリスト」への44億円の転売で大儲けしたことで名を馳せた。

 そのとき転売先を紹介したのが山内元参院議員で、多額の手数料を手にしたとされる。要は、甘い蜜よ、もう一度と、北朝鮮絡みの物件で再びタッグを組んだわけだ。

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