日ハム「新球場」から80メートル…10年間フリーパス付「分譲マンション」の気になる価格 資料請求も急増中

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 北海道日本ハムファイターズの新球場「ESCON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)が2023年3月、北広島市にオープンする。新球場周辺には、子どもの遊び場やレジャー施設のある「北海道ボールパークFビレッジ」も建設。その中でもとりわけ、新球場からわずか80メートルの場所に建設される分譲マンションが注目を集めている。

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 球場からこれだけ近い場所に建てられるマンションは、日本では初めてのことだ。新球場の開業と同時に入居が始まる14階建て2棟のマンション「レ・ジェイド北海道ボールパーク」は、総戸数118戸。入居者には10年間、新球場のフリーパスを特典として付与されるという。それだけではない。高層階なら、マンションから試合の様子が見られるという。

「マンション情報は2021年8月に一般公開しましたが、12月17日時点で資料請求が4000件を突破しました」

 と説明するのは、マンションを建設する日本エスコン(本社東京・大阪)北海道支店の担当者だ。同社は昨年1月、新球場のネーミングライツ(命名権)も取得している。

新庄新監督で資料請求が急増

「10月29日、新庄剛氏が新監督に決定すると、西日本や東京にお住いの方から資料請求が急増しています。阪神ファンの方も多く含まれているようです」

 日本エスコンは、どういう経緯でボールパークでマンションを建設することになったのか。

「元々、日ハムと当社は関係があったわけではありません。ある方を介して、日ハムの子会社『ファイターズスポーツ&エンタテインメント』の担当者を紹介していただきました。当社は10年程前、福岡の春日市で11万坪の規模の街づくりを行った実績がありましたから、そこが評価されたのでしょう」(同)

 気になる価格だが、1LDK(44㎡~)で3400万円台から。2 LDK(75㎡~)で4600万円台から。3 LDK(86㎡~)で5000万円台からとなっている。

「もっとも広いのは14階の137㎡の角部屋で、階段を上がると60㎡の屋上テラスがあります。価格は億を超えるでしょう」(同)

 最寄り駅はJRだと北広島駅で、徒歩22分。

「日ハムは、いいアイデアを考えつきましたね」

 と解説するのは、住宅ジャーナリストの榊淳司氏。

「新庄新監督フィーバーで、日ハム人気はしばらく続くでしょう。そんな中、入居者に10年間球場のフリーパスが付くわけですから、ファンは飛びつきますよ」

 現在、コロナ禍で海外旅行に行けないため、一部の富裕層は高級スポーツカーや高級時計を購入している。

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