岸田総理の側近・木原誠二官房副長官の“隠し子”疑惑 直撃に「ちゃんと育てる」
〈懐かれておりました〉
書面では、〈木原議員と上橋さんとは、木原議員が結婚する以前からの旧知の間柄〉としつつ、〈木原議員と環奈ちゃんとの間には親子関係はありません〉とつづられる。他方、木原氏は〈環奈ちゃんに父親あるいはお爺ちゃんのように懐かれておりました〉とも。
続けて、〈10月末、上橋さんから木原議員に対し〉、ある病と診断されたとの話があり、「今年中に、環奈に七五三をやってやりたい」と言われたことで、〈上橋さん所有のアウディに同乗して同行し、七五三を祝った次第です〉。
実は、上橋さんは先ほどの取材で、治療のための病院も木原氏に紹介してもらったと説明している。
10月末は、総選挙の終盤戦に当たる時期だ。そんなタイミングで、彼女のために仲介の労を執ったのだから、どれほど親身になっていたかが分かる。
また、木原氏側はホテルを訪れたことは認めたものの、〈上橋さんと環奈ちゃんの二人は、深夜アウディで帰宅し〉たとする。本誌は、三人で宿泊したのではないかと質したのだが、あくまでも宿泊は認めず、その代わり母娘が〈翌朝、忘れ物を取りにホテルに一旦戻られました〉と仰るのである。
本誌は木原氏の妻にも電話で、愛人とされる上橋さんと、娘のことを尋ねた。
「あぁ、はい。その方のことは知ってますよ。ただ、(木原氏と)その方とのお子さんじゃないと思いますけど、ね……」
その直後、妻のそばにいたのであろう、電話口の声が木原氏に代わった。
「ちゃんと育てる」の真意は
彼が改めて答えるには、
「彼女とは交際したこともなくて、本当に友人なんです。才能豊かな方で、それで非常に親しくなったといいますか、同じ仲間内グループの友人としてお付き合いをしてきました。それは下世話な意味での男女の関係とは違うんです」
とはいえ、環奈ちゃんにはパパと呼ばれていたが、
「ふざけてパパと呼ぶときもありますよ。でも、ジイジとかクソジジイと言われることもありますから」
すると、環奈ちゃんを“ちゃんと育てる”とはどういう意味だったのか。
「あの子にはお父さんがいないので、仲間のみんなが不憫に思っていろいろと世話を焼いてきました。私が“育てる”と言ったのも、彼女に万一のことがあったら仲間内で子どもの面倒を見るという意味なんです。また、彼女に頼まれて明治神宮に電話して七五三の予約を試みたのは事実ですが、結果的に予約は取れませんでした。病院については確かに紹介しました。私のコネクションで、いい先生を紹介できたので。ただ、順番を割り込ませることなどはできません」
赤の他人にそこまで尽くす姿勢は驚嘆に値するが、
「友だちに頼まれたらやるでしょう? うまく伝わらないかもしれませんが、大学の友人から“息子の結婚式であの会場を取りたいんだけど”と相談されたら、分かった、少し聞いてみるよ、と。それが政治家の仕事ですし、人間として必要なことだと思っています」
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