「アバランチ」は令和のドラマ史に残る快作 最終回から読み解く藤井監督のメッセージ

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※ドラマ「アバランチ」最終回の内容を含んでいます

 ハードボイルドタッチの連続ドラマ「アバランチ」(制作・関西テレビ、フジテレビ系)が12月20日、最終回を迎えた。放送が終わった途端、SNSにはアバランチの中心人物で主人公の羽生誠一(綾野剛、39)との別れを惜しむ声が数多く寄せられた。

 近年の連ドラには珍しくメッセージ性の色濃い作品だった。社会派エンタテインメント映画「新聞記者」(2019年)で国内映画賞を総ナメにした藤井道人監督(35)がチーフ演出家を務め、脚本家陣にも加わった作品らしかった。...

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