カムカムに出演の「よしお兄さん」 なぜ「だいすけお兄さん」ではなかったのか

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出世頭はひろみちお兄さん

 デイリー新潮では、よしお兄さんの番組卒業が発表された際に、「『よしお兄さん』は早くもSASUKE出演確定? 『おかあさんといっしょ』卒業生その後」(19年3月3日配信)で、歴代のお兄さんやお姉さんがその後どうしているかを報じた。さらに、歴代最長(14年間)の体操のお兄さんだった“よしお兄さん”が、民放から引っ張りだこに遭うことも予想した。

「確かに、卒業した19年には『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)や『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)などに出演しましたが、昨年はあまりテレビに出ることがありませんでした。日体大の先輩でもある“ひろみちお兄さん”こと佐藤弘道(53)と同じような道を歩むかと思ったのですが……」

「おかあさんといっしょ」の卒業生は、子供だけでなくパパ&ママ世代にも絶大な人気を誇るため、民放はすぐにオファーすると言われる。

「『おかあさんといっしょ』を卒業して民放に出演すると、話題性や注目度はM-1芸人並みに上がります。ただ、それが長続きするかは別です。現在、テレビ業界で順調に活躍している卒業生は佐藤弘道と、“しょうこお姉さん”ことはいだしょうこ(42)、そして“だいすけお兄さん”こと横山だいすけ(38)の3人でしょうね」

 彼らは何が違ったのだろう。

NHKがオファーしたわけ

「佐藤はイケメンで、トークスキルもあった。バラティ対応も上手かったし、運動系、頭脳系などマルチな対応ができる強みがありました。一方、はいだはちょっと天然でダメダメなキャラが、歌のお姉さんとは大きなギャップがあって面白がられた。場数を踏むことでトークのツボもわかるようになり、タレントとして成長しました。この2人に継ぐのが横山でしょう」

 宝塚歌劇団出身でもあるはいだの天然ぶり、さらに、絵の下手さには目を疑うものがあった。では、よしお兄さんはどうなのか。

「よしお兄さんは、正直言ってバラエティ番組にはいまひとつハマりませんでした。トークもあまり得意ではなかったようです。『SASUKE』(TBS)には出ていませんが、10月からは『炎の体育会TV』(同前)のエアロビ部に加入しましたから、目指すところが違うのかもしれません」

 よしお兄さんは現在、東海地区で放送中の夕方の情報番組「チャント!」(CBCテレビ)などでもコーナーを持っているが、幼児食インストラクターや食育アドバイザーの資格を生かした講演やイベントに忙しいようだ。では、なぜNHKは朝ドラ出演をオファーしたのだろう。

「話題づくりでしょうね。『カムカム』は初回から15~16%の世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ。関東地区)でしたが、最近は17%台を記録するようになって上向いてきています。さらに数字を上げるためにも、話題が欲しいのでしょう」

 ひろみちお兄さんではダメだったのだろうか。

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