剛力との破局で降ってきた「宇宙旅行50億円シート」 前澤氏の隣に座ったカメラマンはどんな人?

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 日本時間の20日正午過ぎ、宇宙旅行を終えた前澤友作氏(46)が、地球に帰ってきた。今回のプロジェクトでは、ISSに12日間滞在する旅行に、総額「100億円」とも言われる豪快な出費をした前澤氏ばかりに注目が集まったが、撮影係として同行したマネージャーの平野陽三氏(36)も、宇宙に滞在した日本人として共に歴史に名を刻んだ。当初、彼は突如舞い降りてきた“プレミアチケット”を前に、「自分に宇宙に行く資格があるのだろうか」と思い悩んでいたという。

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前澤氏を引き立てる黒子

「一緒に宇宙行く?」

 今春、平野さんは前澤氏と一緒に食事をしている時、軽い調子で誘われたという。

 もともと平野さんは、ZOZOに勤務していたサラリーマンだった。出身は愛媛県・今治市。京都府立大学を卒業後、07年に新卒で旧スタートトゥデイに入社し、フルフィルメント部門の責任者に抜擢されるなど活躍した。12年にCM制作会社に転職。その後も、起業したアパレル関係のベンチャー企業で働いていたため、前澤氏とは遠ざかっていた。

 転機が訪れたのは、18年のこと。ZOZOを退任した前澤氏から「一緒に働かないか」と誘われたのだ。「前澤さんは昔から彼の実直な働きぶりと謙虚な人柄を評価していた。一方、平野さんにとって前澤さんは憧れの存在だった」(ZOZO関係者)。宇宙旅行や新規ビジネス、お金配りなど、前澤氏がやろうとしている新しい挑戦を聞いて、「一緒に働きたい」とマネージャーの役を引き受けたのだった。

母子家庭で育った母親思い

「1席50億円の宇宙旅行シート」を進呈するというのだから、前澤氏の信頼は並大抵のものではないのだろう。知人は平野氏の人柄をこう語る。

「でしゃばらない人。前澤さんと一緒に、取引先と会食する場面も多いですが、滅多に自分から口を開きません。いつも前澤さんを引き立てる黒子役に徹しています」

 前澤氏の個人事務所ではYouTubeチャンネルの企画・撮影も担当しているが、「実はこういう仕事に就きたかったんだ」と楽しそうに編集作業に打ち込んでいるという。

「彼はもともと映像系の仕事に就きたいと思って、芸大への進学を志望していた。しかし、夫をガンで亡くした後、地域でピアノ教室を営みながら女手一つで姉と自分を育ててくれた母を気づかい、奨学金で学費が免除になった京都府立大学に進学した経緯があった。そんな苦労を重ねてきた人なので、前澤さんのような人と一緒にいるからといって、調子づくようなこともない。とても謙虚な人です」(同)

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