新幹線で「座席濡れ検知装置」を導入 1日に170件以上という“濡れ”の原因は

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“濡れ”の原因は

 同社によると、新幹線車両の清掃は1日100本ほど行い、その中で見つかる“濡れ”は平均175.9件にのぼるとか。1本あたり1.7件という計算になる。原因は、傘の水滴やこぼれたお茶、コーヒー、あるいは汗だというが、それだけではないはず。たとえば人の“お漏らし”だ。

 実際、年配者になれば尿漏れはあるし、高級スポーツクラブの中には椅子に“尿取り”の敷物が置いてあるところも……。

 そこで再度、JR東海に聞いてみると、

「やはり、傘の水、飲料、汗が圧倒的に多いと考えておりまして、それ以外の“濡れ”の原因が何であるかまでは分かっておりません。お客様が漏らしてしまう場合もあるかもしれませんが、そうした方は大人用おむつをしておられるでしょう。清掃チームは座席が濡れていると、すぐにシートを取り替えてしまいますので、それ以上は調べようがないのです」

週刊新潮 2021年12月16日号掲載

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