新幹線で「座席濡れ検知装置」を導入 1日に170件以上という“濡れ”の原因は
東京駅に入ってきた新幹線が下りの「新大阪」行として発車するまで、おおよそ平均16分。ピンクの制服を着た清掃スタッフが一斉に乗り込むと、てきぱきと作業を進めていく。いまや世界的に有名な新幹線の清掃風景だが、実際に要するのはたった7分ほどである。手際の良さは、米ハーバード大学経営大学院が授業で取り上げたこともあるほどだが、その作業数は膨大だ。なかでも座席の“濡れ”を見逃すことは、許されない。
11月26日、JR東海はサーモグラフィーカメラを使った「座席濡れ検知装置」を導入すると発表した。...