明日の「M-1」決勝を占う 業界通は「ズバリ非吉本が有利」と指摘

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無名コンビが有利!?

 ただ、玄人好みの芸人だからといって、切って捨てられることはない。芸達者もきちんと評価される。

「具体的にはミルクボーイ、銀シャリ、笑い飯という話術が飛び抜けているコンビです。彼らは民放キー局のゴールデン番組に起用されることはないかもしれませんが、劇場で大爆笑を確実に取ることができます」(同・スタッフ)

 広範な視聴者から人気を獲得することも、ましてや、お笑い好きを唸らせることもできないコンビは、たとえM-1の決勝戦で爆笑を取っても、高評価にはつながらない傾向があるという。

「あとは会場の客を、どれだけ味方につけられるかです。敗者復活から優勝したサンドウィッチマンとトレンディエンジェルが代表例です。その年に突然現れたコンビが優勝をかっさらうことは珍しくありません。そういう意味では、オズワルド、ゆにばーす、インディアンス、錦鯉は、既に知名度を持っています。とんでもない新星が登場すると、割を食ってしまう可能性があります」(同・スタッフ)

 観客や視聴者が、非吉本のコンビを積極的に応援するような雰囲気になれば、更に追い風は強くなる。

注目はランジャタイ

 初出場で非吉本のコンビとなると、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイの3組となる。

「中でもランジャタイは、決勝進出が発表されるとTwitterのトレンドランキングで1位になりました。世間の注目は高く、好感を持たれています。ちなみに昨年の敗者復活戦ではスベって最下位でした(笑)。こういう“一か八か”の芸風は、決勝戦で台風の目になるのではないかと期待できます」(同・スタッフ)

 そして大穴は敗者復活枠だ。ベテランが意地を見せるか、もっと無名の若手が飛び出してくるか──。誰が出てくるかによって、非吉本のコンビが有利になったり、不利になったりするかもしれない。

 明石家さんま(66)は12月4日に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」でM-1に触れ、「大会やからその日の調子、空気あるし、非常に難しいと思うわ」と挑戦者を気づかった。

 決勝戦が行われる19日は日曜。午後6時34分から放送される予定だ。

デイリー新潮編集部

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