「ぺんてる」株買い占めに打って出た「コクヨ」 「プラス」も参戦で「文具戦国時代」に突入
ぺんてる三代目の解任
国内文具・事務用品市場は年を追うごとに縮小を余儀なくされている。その結果、物流網の統一などスケールメリットを図るため、「弱肉強食」の業界再編が始まった。「キャンパスノート」で知られる業界トップの「コクヨ」(大阪市)が、主にボールペンなどを扱う「ぺんてる」(東京・日本橋)株の買い占めに打って出たのだ。
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この買い占め劇の発火点は、ぺんてる創業家の三代目である堀江圭馬元社長の解任にまで遡る。ぺんてるは、圭馬氏の祖父、堀江幸夫氏が一代で築き上げた。...