栗山の「必要ですか? 翔平」発言にひんしゅく スポンサーの本音は「“期待感”を引っ張りたい」
前日本ハム監督の栗山英樹氏が「侍ジャパン」の監督に就任した。2023年3月に開催されるWBCを目指すことになる。
【写真2枚】2015年のプレミア12で大活躍した「大谷翔平」
だが、今月2日に行われた就任会見で新監督はいきなり“エラー”を犯した。
記者に“大谷翔平を招集するか”と問われると、普段は温厚な氏には珍しく、相手を睨みつけながら、ドスを利かせた声色で、
「必要ですか? 翔平」
とピシャリ。
「まさかの返答に、会場は凍り付いた。“金輪際その質問を俺にするな”と言わんばかりの態度でした」
と大手紙記者が苦笑する。
「侍側は、あわよくば大谷を引っ張り出してくれることを期待して栗山さんを抜擢したわけですから。自らの実績だけで選ばれたわけでないということを自覚しておられるのでしょうか」
もっとも、十人並みのメジャーリーガーを招聘するだけでも大変なことである。ましてメジャーの頂点に立つ大谷を呼ぶなんて、彼の師とされる栗山監督でも至難の業に違いあるまい。
「だから、あのような予防線を張ったのでしょう。が、就任早々、ファンの期待をくじくのはいかがなものか」
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