夫から告発された「ミセス京都市議」の評判 「将来の市長候補」とチヤホヤした人々

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1期で市議を引退

 2015年4月には京都市議選に転じ、維新として初めての議席を獲得した。

「ちなみに当時、大阪市長は維新の代表だった橋下徹さんでした。15年5月に大阪都構想の賛否を問う住民投票が行われています。橋下人気から維新候補に追い風が吹き、京都市議選では貴志さんを筆頭に5人が当選を果たしました。ところが、その後、迷走が続くのです」(同・関係者)

 16年2月に京都市長選が行われたのだが、独自候補を擁立するかを巡って二転三転。”共闘”していた京都党の女性市議が離党するなど内部対立が鮮明化したのだ。

「結局、貴志さんも7月に維新を離脱。維新側も離党勧告処分を下しました。そのまま貴志さんは市議として活動を続けましたが、2019年3月に引退を発表。1期だけで市議を辞め、それ以後は会社の経営に専念していました。具体的にはコンビニ店を運営していたようです」(同・関係者)

 一方の豊田恵美氏は大阪経済大学を卒業後、パチンコ店の経営などに関わり、同志社大学の大学院に進んだ。

「夫の貴志さんとは京都商工会議所の青年部で知りあったと聞いています。恵美さんは2018年11月に自民党京都府連の公募に応募しましたが、この時は選ばれませんでした。その後、自民党推薦とはなりましたが、党支部の支援はほとんどなかったそうです。引退した夫の貴志さんが、市議選では常に妻をサポートしていました。当選できたのも貴志さんのおかげです」(同・関係者)

高く評価された妻

 夫の助力を得て、恵美氏は当選を果たした。市議になると、一気に注目を集めるようになったという。

「誤解を怖れずに言えば、京都の自民党支部も彼女をチヤホヤしており、女性より男性の有権者に人気があるタイプです。中には『将来の国会議員候補』、『将来の京都市長候補』などと持ち上げる市議もいたほどです」(同・関係者)

 夫婦仲が良好なら、妻の高評価を夫も祝福したかもしれない。だが実際は、離婚話が進んでいた。

「貴志さんからすれば、誰のおかげで偉くなれたと思っているのか……という気持ちだったでしょう。実際、文春のインタビューに《私に「ヒモみたいやな」「自民はすごい」などと小ばかにするようになった》と訴えています。また《妻から暴力を受けた》として、貴志さんが警察に被害届を出したことも記事には出ています。妻が市議になったことで夫婦仲に亀裂が入ったことは間違いないと思います」(同・関係者)

 貴志氏は「少々変わったところはあるものの筋を通すタイプ」という。妻との関係が修復される可能性は低いようだ。

「一度決めたことは絶対に曲げず、徹底的にやり抜くタイプです。関係者の間では、まだ他にネタがあると言われています。彼女を潰すつもりで政務費の不正受給を告発したのだと思います」(同・関係者)

デイリー新潮編集部

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