なぜ日本人はデータを使ってコロナを正しく把握できないのか 政府もメディアも“お祭り”に加担
コロナの新たな変異株「オミクロン」の出現は不気味だが、このウイルスの「特性」を知れば、少しは“見方”が変わるかもしれない。日本総研主席研究員の藻谷浩介氏が斬るのは、その「特性」を真正面から見ようとしない「コロナ専門家」たちのおかしさである。
***
〈新型コロナウイルスの感染者が急減した要因について、厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の釜萢敏(かまやちさとし)・日本医師会常任理事はメディアの取材に次のように語っている。...