「ぺこぱ」はお笑い第7世代の出世頭 来年は「霜降り」を抜き去りドラマ出演か

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 すっかり旬を過ぎた感がある「お笑い第7世代」。一時は、この括り丸ごとで売り出すような勢いだったが、最近は誰が生き残れるかが注目されている。トップを走るのは、名付け親でもある「霜降り明星」だが、それを猛追しているのが「ぺこぱ」だとか。

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 ちょうど3年前、2018年12月22日深夜に「お笑い第7世代」という言葉は生まれた。「M-1グランプリ2018」で優勝したばかりの霜降り明星のせいやが、ラジオ番組で何気なく言ったこの言葉が、一人歩きをし始めたのだ。民放プロデューサーは言う。

「年が明けた19年から、彼らが第7世代なら第1世代はコント55号とドリフターズ、第2世代はBIG3を含む漫才ブーム世代、第3世代がとんねるずやダウンタウンとすると、爆笑問題やさまぁ~ずは3・5世代? といった世代分けの論議も持ち上がりました。何気なく言った言葉ですから、明確な区分けなどなかったんです。一方、霜降りを筆頭に、EXIT、ぺこぱ、四千頭身、宮下草薙、ミキ、ハナコ、3時のヒロイン、ぼる塾などが、第7世代としてバラエティ界を席巻していきました」

 第7世代を起用した多くの特集番組が作られた。

「しかし、第7世代ブームも昨年まで。今年になってからはかなり下火になりましたね」

 確かに、最近ではあまり聞かない。なぜだろう。

伸びしろは霜降りより上

「第7世代以外の芸人が売れ出してきたためです。それで“第7世代という括り”が旬を過ぎてしまったのです。もちろん、第7世代の芸人が消えたわけではありません」

 霜降りは東京キー局制作のレギュラーだけでも、「霜降りバラエティX」、「ラストアイドル~ラスアイ、よろしく!~」(以上、テレビ朝日)、「天才てれびくんhello,」(NHK Eテレ)、「乃木坂46のザ・ドリームバイト!」、「新しいカギ」(以上、フジテレビ)、「クイズ!THE違和感」、「霜降りミキXIT」、「オトラクション」(以上、TBS)といったレギュラーを持つ売れっ子だ。

「いまも第7世代の先頭を走っています。ですが、そろそろ頭打ちかもしれません。そこで注目されているのが、第7世代の中で生き残りをかけたイス取りゲームです。なかでも『ぺこぱ』には伸びしろがあり、霜降りよりも上と見られています」

 ぺこぱ(シュウペイ[34]、松陰寺太勇[38])は、霜降りが優勝した翌年の「M-1グランプリ2019」で出場8回目にして初の決勝に進出。結局、3位に終わったものの(優勝はミルクボーイ)、彼らはサンミュージック所属で、決勝進出した10組の中で唯一、吉本興業所属でなかったことや、ネタの斬新さが注目された。

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