ヤクルトが「板野友美」関係の報道を封殺 背景に高津監督の“選手への配慮”が

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 ヤクルトが20年ぶりに日本シリーズを制覇した翌日の11月28日、メディア関係者の間でスポーツ紙のある記事が話題になった。「サンケイスポーツ」の芸能面、〈独占手記 ともちん〉と見出しに掲げたそれは、ヤクルトの高橋奎二(けいじ)投手(24)の妻、つまり今年1月に入籍した元「AKB48」板野友美(30)の手記。夫を支える日常を綴る内容だった。

「これ、シーズンオフに入ったタイミングで、かつ芸能面だったからこそ掲載できた記事ですよ」

 とは某紙のデスク。

「なぜって、今季は球団と番記者の関係がピリピリしっぱなしだったんです。両者の対立は、開幕を控えた2月にスポーツ紙が出したある記事が端緒でした」

 ヤクルトが問題としたのは、春に沖縄のキャンプ地で練習に励む高橋の様子を報じた記事だ。昨季は1勝3敗とふるわず、6年目の今年は自他ともに認める正念場。高津臣吾監督(53)が2軍監督の頃から目をかけてきた若手だけに、どこも高橋の動向を注目していた。

 さて、球団が咎めた記事のタイトルは〈ヤクルト・高橋、ヘビロテ宣言 開幕ローテからフル回転へ3つの決意〉とある。AKB48のヒット曲「ヘビーローテーション」に引っ掛け、何度でも登板してやるぞという高橋の意気込みを伝えようとする内容だった。が、

「これが高津監督の逆鱗に触れたんです。すぐにその社のキャップが呼び出され、高橋は大事な時期にあるんだから、芸能人との絡みで面白おかしく書くのは止めてほしいと、厳しく申し渡されたわけなんです」(同)

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