再ブレイク報道の「中川翔子」 アンチが営業妨害で本人はイライラ?

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当初はアーティスト

 彼女を起用するテレビマンたちはどう評価しているのだろう。民放プロデューサーに聞いた。

「真面目で何でも一生懸命やる頭のいい子という感じですね。タレントとして自分のやるべきことを理解して、番組を盛り上げようとするサービス精神旺盛なタレント、勘もいいのでスタッフの評価は高いです」

 商店街に設置された透明カラオケボックスで、全身全霊をかけてアニメソングを歌う彼女の姿には感心するほどだ。

「ですから、コロナで一時的に露出の機会は減ったかもしれませんが、番組出演が戻ってきたので再ブレイクと言われるのでしょう。YouTubeチャンネルで公開した水着写真がバズったことも、注目された一因かもしれません」

 ネット上で誹謗中傷があることについては。

「気の毒としか言いようがありません。彼女にとってはいい迷惑、営業妨害と言っていいでしょう。アンチが増えたのは“しょこたん”キャラを見せるようになってからだと思います」

 彼女が注目されるようになったきっかけは、05年に「王様のブランチ」(TBS)のレギュラーになったことだった。

「そして07年、3枚目のシングル『空色デイズ』がヒットし、その年の『NHK紅白歌合戦』に初出場。アーティストとしてブレイクしました。その後、ポケモン好きアイドルとして認知され、ポケモン映画に出演。女優として映画やドラマでの活躍も目立ち始めました」

 そしてバラエティで等身大の自分をさらけ出した。

嘘くさい逆手に

「11年からは『ウチくる!?』(フジテレビ)のレギュラーにもなり、絵が上手で楳図かずおを崇拝し、オカルト好き、アニメ好きといったオタク系キャラを武器に、バラエティタレントとしても活躍を始めました」

 今ではよく知られる彼女のキャラだが――。

「彼女もバラエティに出演する以上、計算尽くで対応するようになります。芸人が話を盛ったり、大袈裟に振る舞ったり、リアクションするのは当たり前ですが、彼らは許せてもしょこたんの芸人化を許せないアンチがいるようです。また、芸人にも“運動音痴”や“おバカ”といったキャラで笑わせようとするとき、嘘っぽく見えてしまう人がいますが、しょこたんにもその傾向があるかもしれません。本気でやっているのに嘘っぽく見えてしまう、損なキャラの人はいますからね。松田聖子のぶりっ子キャラに賛否があったようなものです」

 彼女はどうすればいいのだろう。

「アンチがネットで騒ぎ立てると、番組での振る舞いも嘘くさく見えてしまう危険はあります。まさに営業妨害ですが、むしろ“嘘くさい”しょこたんキャラを確立させる手もあります。“嘘くさい”という声を笑いに昇華することができれば、彼女の勝ちですよ」

デイリー新潮編集部

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