谷中銀座「延命院」前住職が土地を奪われた背景に“男色” 不動産の処分めぐり日蓮宗宗務院への告発状も
同性間の情交関係
そのため、地上げにかかわった檀家として、東京弁護士会の紛争解決センターに「あっせん・仲裁申立書」を提出することにしたという。
申立書では、横田社長と延命院の弁護士に対し、土地売買の根拠とされる同意書の開示を求めた。と同時に、前住職が不正な土地取引を放置した理由として、〈横田社長に“性的興味を満足させるために、同性間の情交関係を周旋”されたことも関係する〉と指摘している。
しかし、この申し立ては延命院の弁護士の急逝によって頓挫。次なる手段は、告発だった。
「本来、日蓮宗の寺院が不動産を処分するには宗務総長である代表役員の承認を受け、檀家らには事前にその旨を告知しなければなりません。高純前住職はそれに違反し、しかも、結果的にタダで土地を譲り渡した。横領にも問われかねない行為なので、11月10日付の告発状を日蓮宗宗務院に送付したのです」
「週刊新潮」2021年12月9日号「MONEY」欄の有料版では、土地取引の経緯と横田社長の主張を詳報する。
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