泉健太新代表で立民が早くも分裂か 参院選後に「新党結成」のウワサも

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新会派「有志の会」の存在

「例えば福山氏が出馬する京都府では、衆院選の比例得票数で『日本維新の会』が立民を上回り、参院選でも福山氏が落選すると囁かれている。他の選挙区も推して知るべしで、参院選で議席を減らせば、代表選で逢坂誠二氏や西村智奈美氏らについた党内左派から、新執行部が突き上げを食らう。見飽きた“路線対立から分裂”という流れがありありと想起されます」(同)

 実際、永田町ではすでにキナ臭い動きも。吉良州司衆院議員ら、無所属議員5名で結成された新会派「有志の会」の存在だ。

「彼らは皆、民主党や民進党にいた経験がありますが、現状、立民との合流は白紙。立民分裂の可能性を見越したうえで様子見をしているのでしょう。今後、立民に嫌気が差した面々と彼らが合流すれば、新たな“第三極”が生まれる」(同)

 分裂の萌芽は他にも。ある立民議員によれば、

「9月に電車内の盗撮で埼玉県警に逮捕された50代の職員がいたでしょう。実は代表選の直前、党内で彼の復職の話が持ち上がったのです。彼は新党さきがけ時代からの古参で、幹部らは彼を復職させたいのが本音。ところが同僚からの評判は悪いし、“新体制発足直前のドサクサに紛れて”と勘繰る声もある。強行すれば党職員まで分裂しかねません」

 新体制発足で、離合集散へのゴングが鳴ったか。

週刊新潮 2021年12月9日号掲載

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