泉健太新代表で立民が早くも分裂か 参院選後に「新党結成」のウワサも
11月30日に行われた代表選で泉健太衆院議員(47)を新代表に選出した立憲民主党。4人の候補が名乗りを上げた代表選の仕組みは、推薦人集めから決選投票まで、2カ月前に行われた自民党の総裁選とウリふたつ。
異なる点といえば、世間の関心に雲泥の差があったことくらいであろう。
立民関係者も、
「注目されていた共産党との関係についても、候補者4人が揃って“共闘維持”を掲げながら“政権奪取後の閣外協力”については明言を避けるという歯切れの悪さ。自民党の総裁選時に福山哲郎幹事長が“総裁候補が全員バラバラのことを言っている”と批判していましたが、みんな同じことを言えば世間の関心が薄れるのは当たり前です」
いかにも立民らしい“ブーメラン”と言えばそれまでだが、別の関係者はこんな“お家芸”も口にする。
「党の分裂ですよ。ズバリ、危ないのは来夏の参院選後でしょう」
低調だった代表選への関心が示す通り、代表選後も支持率高揚の気配はナシ。立民は、参院選でも厳しい戦いを強いられる公算大だ。
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