新庄剛志、立浪和義に続くか…“監督待望論”が多い大物OBの「実名」

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すっかり競走馬の馬主

 プロ野球もストーブリーグに突入したが、オフに大きな話題をさらっているのが、“ビッグボス”こと日本ハム・新庄剛志監督と“ミスタードラゴンズ”の中日・立浪和義監督である。【西尾典文/野球ライター】

 新庄新監督は阪神からメジャーを経由しての入団、立浪監督は完全な生え抜きと経歴こそ異なるものの、ともに現役時代はチームを代表するスター選手であり、これまでNPB球団でのコーチ経験がないなかで、いきなり監督に就任したという点でも共通している(※立浪監督は日本代表で打撃コーチを務めた経験はある)。指導者としての手腕は未知数ではあるが、そのカリスマ性もあってファンの期待は大きい。そこで今回は彼ら2人に続くような、チームの雰囲気を一気に変える可能性を秘めた大物OB監督候補を他球団でもピックアップしてみたい。

 引退後に一度もユニフォームを着ていない大物OBとしてまず思い浮かぶのが佐々木主浩(元横浜)だ。引退後は解説者というより、すっかり競走馬の馬主としてのイメージが強くなっているが、日米通算381セーブを誇り、1998年にチームがリーグ優勝、日本一に輝いた時にはMVPを獲得している“レジェンド中のレジェンド”である。

“大魔神監督”が誕生?

 4年間はメジャーでプレーしていたとはいえ、チームに対する功績という意味では、DeNA・三浦大輔監督と比べても決して引けを取らないだけのものがあるが、今のところ監督候補という声は聞こえてこない。

 ただ、本人はオファーがあれば、他球団でも受けると監督就任に対して意欲を示す発言をしており、自ら野球界や球団と距離を置いているわけではないという。今年は同じクローザー出身のヤクルト・高津臣吾監督がチームを日本一に導いており、DeNAはリリーフ投手陣に課題を抱えているだけに、三浦監督でチームの低迷が続くようであれば、次の監督候補として浮上することが予想される。

 また、高津監督以外にもロッテ・井口資仁監督、楽天・石井一久GM兼監督、新庄監督とメジャー経験のある監督が増えているのも最近のトレンドであり、それにマッチした人材とも言える。近い将来“大魔神監督”が誕生する可能性も十分にありそうだ。

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