お人柄が行間から溢れる「愛子さま」のお言葉 小室眞子さんと佳子さまの20歳の感想は?

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黒田清子さんのウィット

 2014年12月29日、朝日新聞は「『いただいた仕事、大切に』 佳子さま20歳、初の会見」の記事で、佳子さま(26)が会見で「いただいた仕事を一つ一つ大切に取り組んでいくべきだと考えております」と述べたと報じた。

 やはり、天皇陛下のご発言と、愛子さまの「感想」が群を抜いて真面目という印象が強まる。

「学習院初等科で運動会があったときのことです。今の天皇陛下、当時の浩宮さまのお姿が見えなかったのです。すると報道陣に秋篠宮さまが『兄は自宅で勉強していますよ』と教えてくださいました。真面目な兄と自由な弟というコントラストが強く印象に残っています。愛子さまの真面目な『感想』も、お父さま譲りという気がしてなりません」(前出の神田氏)

 来年3月、愛子さまは記者会見に臨まれる。過去の会見では、報道陣から「理想のタイプ」や「結婚観」などについても訊かれている。

「好きな芸能人として、20歳になった天皇陛下は竹下景子さん(68)、秋篠宮さまは新珠三千代さん(1930~2001)の名前を挙げられました。結婚の時期について、天皇陛下は『30歳まで』と答えられたので、後々まで話題になってしまいました。黒田清子さんは同じ質問に、『いついつまでにと申し上げると、皇太子殿下のようなことになるので』と冗談で返され、ウィットに富んだ発言だと話題になりました」(前出の記者)

愛子さまの前途は多難?

 会見で愛子さまがどのような“素顔”をお見せになるのか、やはり期待は高まってしまう。

 ただし、愛子さまを待ち受ける前途は、決して明るいものではないという。

「小室夫妻の結婚の過程で、少なからぬ国民が皇室に不信感を持っています。短中期的には、愛子さまが皇室の“イメージ回復”に寄与されてほしいとの期待が集まるのではないでしょうか。新機軸を打ち出すため、ヨーロッパの皇室のように積極的に社会とお関わりになる方法も考えられます。女性皇族として従来型を踏襲されるのか、新しい像をつくり出されるのか、愛子さまご本人だけでなく宮内庁や天皇皇后両陛下と共に模索されるのだと思います」(前出の神田氏)

 少なくとも現時点で、皇族の数が増えることはない。中長期的には愛子さまに公務の負担が重くのしかかる可能性もある。

「悠仁さま(15)と愛子さまのお二人で公務を手分けして分担されるという将来像も、決して荒唐無稽なものではないでしょう。果たして天皇制は存続できるのか、という危機感は増す一方です。今後、愛子さまが皇族として激動の時代に直面されるのは間違いありません」(同・神田氏)

 愛子さまの成人は掛け値なしの慶事だが、「めでたさも中くらいなり」という事実も無視できないようだ。

註1:朝日新聞1980年2月21日朝刊「23日に成年式 浩宮さま 初の会見」

註2:朝日新聞1985年12月1日朝刊「礼宮さま、成年式終え抱負 『ご恩に報い公務に励む』」

註3:NHKニュース1990年4月18日「紀宮さま 21歳の誕生日 女性進出に 仕事しやすい環境を」

デイリー新潮編集部

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