「ゴルゴ13」が予言していた「原発事故」「神戸製鋼品質不正」 日本企業の危機管理の失敗例
狙った獲物は決して撃ち外さない稀代のスナイパー・デューク東郷。そして未来予測を外さない「ゴルゴ13」――。企業不祥事などの不測の事態を描く同作は“予言の書”の一面を持つ。その予言をもとに、日本の企業が陥りやすい危機管理の誤謬を読み解く。
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企業にとっての危機はどこから襲ってくるのか。外敵によってもたらされる。そう思いがちだが、実は内部の問題が引き起こすケースの方が多い。しかし、「忖度好き」でクサイものにフタをしがちな日本人は、それになかなか気づけない――。...