愛知の中3刺殺事件、動機とされるいじめを地元住民は疑問視 加害少年は「少し変わった子」

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「いじめるどころか他人を楽しませたい」

 愛知県弥富市立十四山(じゅうしやま)中学校3年生の伊藤柚輝(ゆずき)くんが刺殺された事件で、逮捕された同級生の加害少年は「いじめられていた」と供述をしているという。動機の解明が待たれるが、伊藤君と加害少年をよく知る地元住民や保護者らはいじめの有無をどのように見ているのか。

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「少なくとも、地元の人間は“いじめがあった”とは信じていないと思います」

 と話すのは、現場の中学校に娘を通わせている父親だ。

「自分も十四山中の出身ですが、あの学校は昔から1クラスの人数が少なくて、いじめが起きればすぐ先生が察知して問題になるような学校でした。...

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