橋本環奈と上白石萌音が「千と千尋」舞台で序列争い? 「主演者の表記で橋本を先に」の注意書き

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関係者が気を揉む大物演出家とは

 初舞台が歴史ある帝国劇場、しかも主演という橋本は、1992年に「ミス・サイゴン」で主役を務めた本田美奈子(故人)以来の快挙を成し遂げた恰好だ。上白石にしても、同じ帝劇で今月7日に閉幕したばかりの「ナイツ・テイル―騎士物語―」に出演していたものの、同様にここでの主演は初めてとなる。

「ダブルキャストということで、二人が互いに意識しあうのはやむを得ません。しかし、それ以上に関係者が気を揉んでいるのが、演出担当のジョン・ケアード(73)の存在です」

 ケアードは世界中で大ヒットを記録したミュージカル「レ・ミゼラブル」のロンドン初演を担当したほか、過去にトニー賞を2度も受賞している世界的な演出家。先の上白石が出演していた「ナイツ・テイル」でも、演者らに細かな指示を出していたことで知られる。

 帝劇関係者も心配顔だ。

「彼は上白石の演技力を高く評価しており、それが今作での抜擢につながったそうです。その点、橋本の起用は製作側が彼女の人気と話題性を考慮したもので、彼にとってその実力は未知数です。しかも、ケアードに限らず海外の演出家は日本の芸能界の特殊性や裏事情など忖度しません」

 さらに、と続けて、

「小柄で華奢な橋本ですが、気が強くて男勝りなところがあるんです。細部にこだわるケアードが、演技に信頼を寄せる上白石を重用するようなことがあれば、橋本がヘソを曲げてモチベーションを下げてしまうことも十分あり得ます」

 舞台稽古は12月からスタートの予定。仲良くしないと湯婆婆に叱られるゾ。

週刊新潮 2021年11月25日号掲載

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