逮捕「鬼束ちひろ」の休養・復活を繰り返した20年 12年に衝撃のつぶやきで謝罪

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同棲相手からDV

 07年6月には4年ぶりに「ミュージックステーション」(テレビ朝日)にも出演し、08年には6年ぶりとなる全国ツアーが発表された。ところが、またまた体調不良で中止、半年間の休養となる。

「09年はシングル3枚とアルバム1枚を発売し、デビュー10周年となる10年6月にレコード会社との契約が終了します。そして同年8月、同居していた男性から暴力を振るわれ、肋骨骨折、左眼窩底(がんかてい)骨折など、全治1カ月の大けがを負いました」

 睡眠薬を飲んで寝ているところを叩き起こされ、男のただ事でない様子に気づいたという。

《彼は怒っているように見えた。理由なんて、もちろん知らない。でもなぜか、とてつもなく怒っている。動物的直感で身の危険を悟った私は、得意の素早い動きで、ハムスターみたいにシュシュシュとベッドから抜け出そうとした。/バッシーン! 追いかけてきた彼から、いきなり平手打ちを食らった。一瞬、頭の中が真っ白になる。/は? どういうこと? 今、私のことを殴ったよね、あんた?/暴れん坊のこの私が、人様に殴られて黙っているわけにはいかない。驚きや憤りよりも先に、反射的に彼の顔を殴り返していた》(「パピルス」11年4月号)

 男は逮捕され、その後2年6カ月の懲役刑(実刑)が言い渡された。

Twitter発言

「11年は憑き物が落ちたように、ライブ活動を復活させたりしたのですが、12年に始めたTwitterでの発言がいきなり過激化し、問題になりました」

 当初は《いえー!》《眼科ガンガン!! 行って来るぜ、オイ!》といった妙なハイテンションだったのだが、

「《あ~和田アキコ殺してえ》には驚きました。さすがの和田さんもラジオ番組で触れるには触れたものの、『とにかく変わった人だから放っておこうね。ここで言ったからもうおしまい』と、触らぬ神のような扱いでした。本人も公式ページで謝罪しましたが、もはやお騒がせのイメージが定着しました」

 14年6月には映画「呪怨―終わりの始まり」の主題歌を担当し、舞台挨拶にも登場。目を見開いたまま登場して、あまりの恐怖に会場が騒然とする中、「世間のイメージでは呪う側なので呪わせていただきます。エンドロールで帰ったら呪わせていただきます」と笑いも取った。

 16年11月にライブのイメージ画像を公開したところ、かつての美しい鬼束が戻ったと話題に。そして18年7月にはInstagramで3年前に結婚していたことを公表。以来、地道に音楽活動を行っていた。そして、今回の逮捕劇である。

「ようやく落ち着いたと思っていたんですけどね。現場で野次られてパニックを起こしてしまったと彼女は言っているそうですが、ヤジを飛ばした相手に向かわなくてよかった。薬物検査も行われたそうですが、音楽の才能は確かなだけにクスリだけはやっていないことを願います」

 これだけ復活を繰り返してきた鬼束である。今回も不死鳥のごとき復活を望む。

デイリー新潮編集部

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