立憲民主・代表選「浮動票はたった4」「公開討論会は逆効果」の声 史上稀に見る大混戦で各社の情勢予想が進まない理由

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連合の顔を立てつつ

 決選投票に進んだ際に、1,3位連合vs2,4位連合とか、1,4位vs2,3,位連合など、協力関係も複雑で読みきれないという。

「誰もがすべての順位になる可能性があり、数えると10を超えるので、どの社も情勢を予想するのを半ば諦めているんじゃないですかね。ある選対では、“記者に聞いてもどこが勝つか誰もわかっていない”とのボヤきが聞こえてきました。各社の情勢報道が少ないのはそのせいだと思いますよ」(先の担当記者)

 ともあれ、今回の代表選は立憲民主党にとって、来夏の参院選の顔を決める大事な選挙だ。

「よほどのことがない限り新代表で参院選を戦うことになります。そして、新代表に選ばれた人が神経を使うのは、共産党との協力関係をどうするかに尽きる。先の衆院選での共闘は一定の効果があったと各候補は認識していますが、支持母体の連合は共闘に対するアレルギーが相当強い。連合の顔を立てつつ、共産党とは水面下で握手してといったやり方にならざるを得ないのではないでしょうか」

 折しも連合の芳野友子会長は「立憲と国民民主党との合流を求める」旨の発言を行っており、晴れて代表になったとしても難しい決断を求められる場面が続くだろう。結局、与党のスキャンダルを受けての追い風待ちでしか、来る参院選での勝機はなさそうだ。

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