彭帥問題で中国当局の肩を持つIOC「バッハ会長」 歴史を動かす危険な一歩か

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 安否が心配されていた中国の女子プロテニス選手・彭帥さんの無事を伝える動画が次々に公表される中、21日にはIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が彭帥さんと約30分にわたって「ビデオ通話を行った」とのニュースが写真付きで報じられた。

 中国側もIOCも「これで彭帥選手の安全と自由は証明できた」として、広がりを見せていた北京五輪外交ボイコットなどの動きを牽制した。

 しかし、両者の思惑とは裏腹に、中国当局への疑念がこれで解消したとは言い難い。...

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