大口病院・元看護師の無期懲役、専門家「判決文に違和感」 結論ありきの判決か

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 犯罪被害者に絶望を、凶悪犯罪予備軍たちには希望を与えてしまう、罪深い判決である。大口病院「白衣の殺人鬼」に下された、無期懲役判決。

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「身勝手な動機で罪のない人を殺しておきながら死刑にならないのはおかしい」

 判決後、そうコメントしたのは、被害者の一人・八巻信雄さんの長男である。

 事件を振り返ると、横浜市の大口病院で患者の点滴に消毒液「ヂアミトール」を混入し、3名を死に至らしめたのは、看護師として勤務していた久保木愛弓(あゆみ)被告(34)。...

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