大阪のオバちゃんが会社社長から奪った「カネ・家・命」 一人で経理を担当し11億5000万円着服

ビジネス 企業・業界

  • ブックマーク

返済は現金

 兵庫県伊丹市にある「岸運輸」で経理を任されていた岸田蓉子が、11億5000万円もの大金を着服した。そればかりか、社長を自殺に追い込み、ウソの借金のカタに自宅まで奪っている。経理担当者の横領事件でここまであくどいケースは稀である。

 ***

 現社長の岸正和氏によると、岸田を雇い入れたのは1997年。当時は正和社長の父が社長だった。岸田は入社当初、豊中の自宅から自転車で通い、見た目も普通のオバちゃんといった感じだったという。

 ところが、一人で経理を担当するようになり、派手になった。...

つづきを読む