立民「福山幹事長」が来年の参院選で”落選危機” カギを握るのは“立民憎し”のかつてのお仲間
衆院選で議席を13も失ってしまった立憲民主党。このままでは来年7月の参院選でも厳しい戦いが強いられそうだが、中でも気がかりなのが京都選挙区である。改選を迎える福山哲郎幹事長(59)が、議席を守れるか微妙な状況にあると言われているのだ。福山氏の脅威となっているのが、新たに候補者を擁立予定の日本維新の党。さらに、かつて同じ釜の飯を食った“あの男”も、敵方に付きそうな気配で……。
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京都でも維新ブーム
維新の党勢は、京都でも日増しに高まっている。地元の政界関係者が語る。
「もともと京都人は大阪に対して一線を画すところがあり、維新はそんなに人気がありませんでした。橋下徹さんが旋風を巻き起こしていた頃は、“下品な政党”みたいな見方をしていたくらい。ただ、コロナ禍で陣頭指揮を執る吉村洋文・大阪府知事が連日テレビに映り、ヒーロー的扱いになっていくにつれて、評価が一変したのです」
先の衆院選で維新は、京都府内で比例票を大きく伸ばし、自民党の約33万8000票に次ぐ26万6000票を獲得。これを受け、11月10日、維新の馬場伸幸幹事長は、次の参院選で京都に独自候補を擁立する方針を明かした。二人区の京都では現在、福山氏のほかに、自民党から京都市議の吉井章氏が出馬を表明、共産党も候補者を立てると見られている。維新は、今の勢いならば勝てると踏んだのである。
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