悪気はないのに恨まれるのは辛い…妊娠した子を認知、不倫、恋人の三股「46歳独身男」がボヤく理由

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「結婚」するから「不倫」が存在する。それは理屈だが、たとえ独身でも二股、三股をかけたら相手によっては激怒するだろう。恋愛感情に基づいた関係は、なぜか一対一でなければ「不誠実」とみなされてしまう。それが「社会」というものなのかもしれないが、どうしても納得できない男性もいるようだ。【亀山早苗/フリーライター】

「僕は一度も結婚していないんです。それでも“不貞”と糾弾されてしまうんですかね」

 首をかしげながらそう言うのは、竹本陽太さん(46歳・仮名=以下同)だ。とある専門職の事務所を経営している。従業員は彼を含めて3名で、収入は同年代サラリーマンの2割増し程度。

「特に儲かっているわけじゃありませんが、好きな仕事を好きなようにできるのはありがたいと思っています。時間の自由も利きますし」

 時間の自由が利くから、女性とのつきあいもかなり奔放。“独身”ではあるが、現在、密につきあっている女性がふたり。うちひとりとの間には子どもがいる。他にもときによって数人、恋人がいることがあるという。

「それは恋ではないとよく人に言われますが、当事者が恋だと思っているのだから恋なんですよ。気が多いのは認めますが、他人にとやかく言われることではないですよね」

 こうして文字にすると攻撃的なセリフだが、実際には穏やかな低音で語るので威圧感はない。むしろうっかりうなずいてしまうような説得力に満ちている。彼の恋愛遍歴が多岐にわたるので、現状で密なつきあいをしている人の話からしてもらった。

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