ゴールデンボンバー“生みの親”事務所会長の激しすぎる離婚訴訟 なぜ夫妻は鬼龍院を養子に? 両者の言い分を聞いた
夫「すべて妄想です」
以上が、カリーナさんが語ったトラブルの全容だ。では、ここからは夫側の言い分を聞いていこう。
「私は結婚後に浮気なんて一度もしていませんよ。全部、彼女の妄想です。彼女には本当に困り果てているんです……」
木村氏は、疲れ切った様子で語り始めた。
「ものすごく嫉妬深い女性なんです。一番わかりやすいエピソードを紹介しましょう。家族で宮古島に旅行した時の話です。初めて入るレストランでウェイトレスさんが持ってきた水をこぼして、僕の膝にかけてしまったことがありました。わざとじゃないから、僕は『気にしないください』と言った。すると、彼女は、ウェイトレスが席を離れた途端に、『あの子とはどういう関係なんだ』って私に詰め寄り出すんです。尋常じゃないでしょう。こんなことが、ほぼ毎日続く結婚生活だったんです」
会社の女性社員、音楽学校の女生徒との関係についても、
「全部、彼女の思い込みです。事実、彼女は法廷でも浮気をしていたという証拠は一切出せていません」
夫「ロシアンマフィアを雇って殺すと言われた」
では、あの謝罪文はどう説明する?
「謝罪文なんて何通も書かされていて、一つひとつ覚えていません。5、6通は書いたかな。あれは自発的に書いているわけではなく、彼女がこう書けって言った通りに書いたものです。現に、おかしな日本語だったでしょう。それもそのはず、彼女が作った文章だから。結婚契約書も同じ。要求があまりにも法外でめちゃくちゃだと思いませんか。他にも“他の女性にニコニコしたら1000万円を支払う”と約束させられた文書もあります。日常的にDVによって支配されていたから、書かざるを得なかったのです」
警察沙汰についてはこう説明した。
「警察を呼んだ時も、僕は髪の毛をつかまれて頭をかき回された。後ろから首根っこを押さえられて、『家から出ていけ』と。実際に負った怪我は大したものではありませんでしたが、暴力を振るった事実については彼女も当初、法廷で認めていましたよ、あとになって引っくり返しましたが。飼っていた子犬を玄関から放り投げ、最後は興奮して『ロシアンマフィアに頼んであなたを殺す』と言い出した。私が『そういうことを言うこと自体が犯罪だよ』って言うと、『警察を呼べ』。それで警察を呼んだんです。刑事さんから『被害届を出しますか』って言われて悩みましたが、2、3年前にも同じように、プラスチック製の灰皿で頭を殴られて、警察沙汰になったこともあった。もう限界だと思って、被害届を出すことにしたのです」
息子を連れて家を出たのも、自分と息子を守るためだと訴える。
「警察や役所にDV被害保護のための支援措置を申請し、いまも認められています。DVは法廷でもちゃんと認定されている。世の中に『連れ去り』被害で辛い思いをされていらっしゃる方々がいることも、もちろん知っています。でも一方で、DVに苦しみ、やむなく家を出る人たちがいることもちゃんと分かってほしい。好んで子供を片親にしたい親なんていません。私はこれがきっかけで、仕事も半分引退して、いま主夫です。引退が早すぎないかとも言われますが、仕事よりは息子が大事ですから」
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