ゴールデンボンバー“生みの親”事務所会長の激しすぎる離婚訴訟 なぜ夫妻は鬼龍院を養子に? 両者の言い分を聞いた
家に帰ったら子供がいない
カリーナさんは誓って手を出していないと訴える。
「髪の毛を引っ張ったとか、爪で引っ掻かれたなどと木村さんは警察に訴え出たのですが、全部でっちあげです。しかも彼は警察に、私がロシアンマフィアとつながりがあるなんてデタラメまで吹き込んだ。おかげで私は、ありもしないマフィアとのつながりを刑事に追及されたのです」
それから彼女は20日間、麻布署で拘留されることに。結局、不起訴で釈放されたが、家に帰ると誰もいない。木村氏は息子を連れて家を出てしまったのだ。
「しばらくして、木村さんの弁護士から離婚と子供の監護者指定を求める調停を起こされました。木村さんは計画的にDVをでっち上げ、この問題に強い弁護士を雇って『連れ去り』を準備していたのです」
戸籍謄本に記されていた“衝撃の事実”
近年、日本では「子の連れ去り」トラブルが大きな社会問題になっているが、カリーナさんはその被害に遭ったと訴えるのである。こういう時のために作成しておいた「結婚契約書」は息子の監護権を巡った争いでは役に立たず、18年12月に裁判所は監護者を木村氏と認定。現在、彼女は裁判所に認められた月1回2時間の面会交流のほか、両者の話し合いで加えられた週3回の電話でしか息子と接触することが許されていない。
さらにカリーナさんは、にわかに信じがたい話を明かした。
「訴訟準備のため私の戸籍を調べると、知らないうちに私たち夫妻が、鬼龍院さんと養子縁組していたことがわかったのです」
確かに、カリーナさんが見せてくれた戸籍謄本には、2013年11月1日に、木村氏が鬼龍院を養子縁組したと記載されていた。養父に配偶者がいる場合は、配偶者の同意も必要なのだが、カリーナさんには記憶がないという。
「まだ息子が1歳にもならない頃、子育てに追われているなか、“これにサインして”って言われたことがありました。私はてっきり保険関連の書類だと思っていたのですが……」
すでに説明した通り、カリーナさんは漢字がまったく読めない。その結果、知らぬ間に鬼龍院の“養母”になってしまったというのだ。なぜ鬼龍院を養子に迎えたかについては、「まったく見当がつかない」と語る。なお、養子縁組は昨年末に解消されている。
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