韓国で小室眞子さんの一時金受け取り辞退が評価され、「文在寅一家」が批判されるワケ

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反日・アンチ皇室勢力の温床

 秋篠宮家の長女・小室眞子さんと圭さん夫妻が、11月14日にアメリカ・ニューヨークに到着した。その動向は結婚前から韓国メディアも大きく取り上げてきたが、夫妻に絡める形で、文在寅大統領一家が特権的な地位を利用し、不当な利益を貪っているのではないかという批判が改めて巻き起こっている。現地在住・羽田真代氏のレポート。

 小室夫妻がニューヨークに到着したことなどを伝える記事についたコメントを見てみると、

「婚姻関係が長く続くとは思えない」

「日本を捨てたのは、日本の未来が見えたからだ」

 などといったものが並び、反日・アンチ皇室勢力の温床と化しているようだった。

 しかしその一方で、

「平和な暮らしを捨てて自分の選んだ道を進むなんて…かっこいい」

「幸せになってほしい」

「こんな女性と出会いたい」

 など、好意的なコメントもそれなりに目に付いた。

 もっとも、コメント欄で最も目立っていたのは他ならぬ文在寅(ムン・ジェイン)大統領とその家族への容赦ないバッシングだった。

寄生虫のような文在寅の娘と比較してしまう

 ざっと挙げてみると、

「寄生虫のような文在寅の娘とどうしても比較してしまう」

「1億円を放棄した眞子さんと、11年にわたって農夫をしていたと騙って農地を買い入れ、宅地に変更した文在寅とはあまりにも違う」

「結婚して家を出た娘が大統領府で無銭飲食、息子は支援金を違法で取得……」

 といったものだった。これについては少し説明が必要だろう。

 今年2月、文大統領の息子で現在はプログラマーや芸術家として活躍している文畯鏞(ムン・ジュンヨン)氏が、ソウル文化財団が給付する“コロナ19被害緊急芸術支援事業”の支援金対象者に選ばれた。応募者が定員を遥かに上回り、文氏の申請書には記入漏れがかなりあったにもかかわらず支援が認められたとされ、その背景に「大統領への忖度だ」「不正受給だ」と野党やメディアからの批判が相次いだ。

 3月には、韓国土地住宅公社(LH)職員による土地投機疑惑が、文大統領本人と娘、夫人の弟の土地投機問題に飛び火した。2020年、文大統領は退任後の住まいとして、約1億円で南部・梁山(ヤンサン)市の土地を購入。そこは一部農地だったのだが、自身が「家庭菜園で11年間農業をしていた」と申告することで購入の許可を得ていた。その後、登記上の項目は「農地」から「宅地」に変えられ、土地の価値は上昇することになった。

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