ビッグボス・新庄監督の意外な真実、メジャー時代の壮絶なイジメ、白人至上主義的な迫害

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自分にとって一番楽しい時代だった

 さらに、後に引退する大きな要因となった左内太股痛をシーズン中に患ったこともあって成績が急降下し、マイナー契約となって3Aに降格するという屈辱も味わった。

「ただ、ここでも新庄さんの“究極のプラス思考”が良い方向に働いていました。彼はマイナーリーガーたちと全米各地を転戦する長距離バスでの移動も苦にすることなく逆に楽しんでいた。後年、新庄さん自身が『本当に貴重な経験ができたと思っているし、自分にとって一番楽しい時代だった』と述懐しているのは、何よりの本音なのでしょう」(同)

 MLBで迫害のような扱いを受け、陰々滅々たる憂鬱な気分になりかけながらも持ち前の前向きな考え方と性格で乗り切ってきた新庄氏。自身も辛苦を重ねたことで人間関係の重要性を知り尽くす経験豊富なビッグボスなら、やはり日本ハムの再建も十分に期待して良さそうな気がする。

デイリー新潮編集部

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