「寝る前スマホ」だけは本当にやめた方がいい理由 糖尿病や心臓病、うつ病、肥満の一因にも
一日の終りにベッドに入り、スマホを見るのがやめられないという人は多いだろう。
スマホのディスプレイが発する光に多く含まれるブルーライトが、人の目に備わる「感光性網膜神経節細胞」を刺激し、体内時計を狂わせて眠れなくなるから、というのがよく語られる理由だが、寝不足だけではなく、糖尿病や心臓病、うつ病、肥満の引き金になる可能性すらあると言われれば、本当にやめようという気にならないだろうか。
医学・医療を長く取材し続けてきたノンフィクション・ライター、ビル・ブライソンの著書『人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―』をひもとくと、「感光性網膜神経節細胞」の役割が人体にとってきわめて重要であることがわかってくる。...