「巨人の星」でも紹介された“鋭い判定”…日本シリーズで起きた三大事件
球審の顎に左ストレート
11月20日からプロ野球の日本シリーズが開幕する。日本一を決める頂上決戦とあって、過去にはひとつの判定をめぐって、大騒動に発展したこともあった。昭和40年代から平成にかけて、日本シリーズを舞台に起きた三大事件を紹介したい。
シリーズ史上初の退場劇が起きたのが、1969年10月30日の巨人vs.阪急第4戦である。0対3と劣勢の巨人は4回、土井正三、王貞治の連打で無死一、三塁。このチャンスに4番・長嶋茂雄は2ストライクから宮本幸信の3球目を空振りしたように見えたが、岡田功球審の判定は「ボール!」。...