鈴木もぐら、粗品、岡野陽一…クズっぷりアピール「ギャンブル芸人」急増のウラ

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「ギャンブルは芸人を助ける」

 この2人が道を切り開き、芸人が後からついていった。ギャンブルをネタにすると仕事が増えるということも学んだ。

「テレビ局がコンプライアンスを強めても、例えばYouTubeではむしろ本音トークが人気を呼びます。ギャンブルや借金をネタにすると再生回数が増えたのです。こうして博打ネタの面白さが再認識されると、テレビ局も考えを改めました。まずはギャンブル番組にお笑い芸人を起用しました。例えば、ジャングルポケットの斉藤慎二さん(39)は『ウイニング競馬』(テレビ東京系列・土・15:00)のレギュラーMCに抜擢されました」

 バラエティ番組も同じだ。「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系列・火・19:56)や「アメトーーク」(テレビ朝日系列・木・23:15)といった人気番組もギャンブル芸人を起用したり、借金エピソードを紹介したりしている。

 呑む、打つ、買うは芸の肥やし──これは、もはや死語と芸人も認めている。だが、「打つ」だけは、「ギャンブルが芸人を助ける」という時代が到来している。

デイリー新潮編集部

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