鏡には映らない「ポーラレディ」の「女工哀史」 20年間で約7000万円分の商品を自腹買い取り
買い取り強要
化粧品大手の「ポーラ・オルビスホールディングス」は、店舗で商品を扱う「資生堂」などとは違い、子会社の「ポーラ」が外部委託した「ポーラレディ」による対面販売が主流だ。時に彼女たちは「女工哀史」さながらの過酷な労働環境に身を置かざるを得ないようである。
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あるポーラレディの半生を紹介しよう。
「札幌に住んでいた私がポーラレディの仕事を始めたのは45年前、23歳のときでした」
札幌で20年間働いたのち、愛知、岐阜、静岡の中京エリアに移籍。...