茂木新幹事長の凄絶セクハラ伝説 女性党職員に行った“気持ち悪すぎる”言動とは
派閥の領袖を目指すものの……
ともあれ、手下となる官僚と女性記者を侍らせ、順風満帆で総理への階段を昇ってきた茂木氏に唯一の懸念があることは永田町でつとに知られる。所属する旧竹下派(平成研究会)の領袖問題だ。派閥のドンは言わずと知れた青木幹雄元参院幹事長(87)。
「青木さんはかねてから“私の目の黒いうちは茂木に派閥を渡さない”と周囲に漏らしていました」
と旧竹下派関係者。
「茂木さんは上にゴマをすり、下には厳しいので、若い議員からの人望がない。過去、青木さんに不義理を働いたこともあったとされ、青木さんは茂木さんを派閥の領袖にするつもりはありませんでした。しかし、最近は派の若手と飲みに行くこともあり、面倒見も良くなってきた。茂木さんは周囲に“青木さんもボケてきたからな”と語り、派閥の領袖になる気満々です」
しかし、さる旧竹下派議員は苦言を呈す。
「最近、茂木さんが派の会合を開催しようと案内を出そうとしたのですが、参院旧竹下派幹部である関口昌一さんの名前を案内のペーパーに掲載せず、参院側が激怒してしまう事態も起きました。合理性を追求する茂木さんと義理人情を重んじる青木さんら参院側とは水と油」
「理」と「情」両方併せ持つのが宰相の資質だろう。たとえ超人であっても、自身の未来までは予測できないのである。
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