上白石姉妹ブレイクの背景に鹿児島の名門芸能スクールと敏腕元マネージャー

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 二人は鹿児島県の出身。父は中学校の社会科教師で、母はピアノ講師。名前に「音」「歌」が付くのも納得で、幼い頃から音楽に親しんできた。

 それに加えて、出会いにも恵まれたという。

「小学生の時、二人は鹿児島市内にある『マリアミュージカルアカデミー』という芸能スクールに通っていまして」

 とは、さる芸能関係者。

「ここは、宝塚OGが立ち上げたのですが、地方にあるにもかかわらず、上白石姉妹だけでなく、元AKB48の宮脇咲良など売れっ子が輩出。近年、東京からも注目の存在となっています」

 また、姉妹は同じく小学生の時、父がメキシコにある日本人学校に転勤となり、メキシコシティで3年間暮らすことに。ここでラテン系の文化に触れたことが、引っ込み思案だった自分を変えた、とインタビューで答えているのだ。

 更に、デビュー後も、

「最初に付いたのが、事務所の先輩・長澤まさみのマネージャーでした」

 と先の関係者が続ける。

「長澤を事務所の稼ぎ頭にした敏腕です。外見も強面で指導も厳しいですが、二人はそれに付いていった」

 現在は東宝を辞め、芸能事務所を立ち上げたその元マネージャーに聞くと、

「成長は嬉しい限りですよ。共演者やスタッフから、とても評判の良い二人でした」

 中森氏が言う。

「二人は『平成生まれの昭和顔』ですから、朝ドラには最適。上手く実績を残せば、若手トップ女優への道も開けていくでしょう」

週刊新潮 2021年11月11日号掲載

ワイド特集「もう一つの審判」より

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