上白石姉妹ブレイクの背景に鹿児島の名門芸能スクールと敏腕元マネージャー
倍賞千恵子・美津子から、荻野目慶子・洋子、石田ゆり子・ひかり、近年では、広瀬アリス・すず姉妹まで。芸能界には時代時代で売れっ子姉妹が現れるが、そこに仲間入りをしそうなのがこの二人である。朝ドラにリレー出演する「上白石姉妹」を育んだものとは。
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この11月1日から始まったNHK「カムカムエヴリバディ」の主演の一人が、姉の上白石萌音(もね)(23)。
そして、その次、来春放送開始予定の「ちむどんどん」でヒロインの妹役で出演するのが、妹の萌歌(もか)(21)だ。
二人はちょうど10年前の東宝シンデレラオーディションで姉が審査員特別賞、妹がグランプリを受賞してデビュー。以来、姉はアニメ映画「君の名は。」のヒロインの声優、妹は大河ドラマ「いだてん」の前畑秀子役など、順調にキャリアを積み重ねてきた。歌唱力が高いことでも知られ、共に歌手としても活動している。
「将来が非常に期待できる姉妹だと思います」
と人気の理由を解説するのは、アイドル評論家の中森明夫氏である。
「女性からの人気があるというのは、大変な強みです。二人ともいわゆる正統派の美女というより、可愛らしいタイプなので視聴者が自らを投影しやすいんですね。また、姉と妹のライバル物語も、ファンの関心を呼んでいます」
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