覚醒剤で逮捕の「53歳区議」はロッキード事件“ハチの一刺し”の長男だった

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区議会議長まで務めた

「身長は180センチもあるし、ハンサム。敏夫さんは(背が)小さかったから、三恵子さんの血を受け継いだんだろうね。カッコが良すぎて、議員向きじゃないなあとさえ思ったよ」

 02年に結婚。仲人は鳩山邦夫夫妻が務めた。しかし不可解なのは、彼が現在、自民党議員だという点だ。09年1月に民主党を離れ、3月に自民党に入党。同年8月の総選挙で、民主党が政権を握る直前だ。すでに民主党が勢いを見せていた頃に、敢えて自民党に移ったのはなぜなのか。別の北区区議が言う。

「民主党はずいぶん引き留めたそうですが、聞かなかったそうです。もともと邦夫さんのところにいた人だから、邦夫さんが民主党を出ちゃったのが関係していたのではないかな」

 ともあれ、19年には6期目の当選を果たして区議会の議長を務めるなど、すでに北区の重鎮となっていた。なぜクスリなどに手を出したのだろう。北区の自民党議員に聞くと、

「事実関係がまだわからないんです。逮捕・拘留までしかわからず、問い合わせても逮捕容疑すら教えてもらえてないんです」

 別の区議は言う。

「環境問題を一貫してやっていて、留学経験もあるから国際問題にも通じていましたが、クスリとなると今後はねえ……。有能な人材だけに残念です。昨年末あたりから急に太り始めて、何かおかしいとは思っていました。疲れていたのかなあ。もちろん、そんなものは言い訳になりませんが」

デイリー新潮編集部

2021年11月15日掲載

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